マンション供給は4四半期連続で減少――2026年、明石にとってどういう意味?

マンション供給は4四半期連続で減少――2026年、明石にとってどういう意味?

2月2日、東京カンテイ株式会社より、「2025年第4四半期(10~12月)」の全国マンション市場に関する調査結果が公表されました。
この調査は、新築マンションの供給戸数と、中古マンションの流通戸数について、同社データベースをもとに分析したものです。

全国的には、新築・中古を合わせたマンションの市場戸数が4四半期連続で減少しています。一見すると首都圏の話題に思えますが、実はここ明石の不動産事情とも無関係ではありません。物価上昇や金利動向が引き続き注目される2026年、市場の変化は地方都市にもじわじわ影響してきています。

新築マンションは減少、ただし底打ちの兆しも

調査期間中の新築マンション供給戸数は17,632戸で、前年同期比2.0%減。2四半期ぶりの減少となりました。
ただし、四半期ベースで見ると、減少傾向はいったん底打ちしつつあるようにも見えます。

もともと大規模な新築マンション供給が限られている明石では、「新築が増えない」という状況は珍しくありません。駅近や海沿いなど、条件の良い立地では、今後も一定の需要が続きそうです。

中古マンションは流通減でも安定水準

一方、中古マンションの流通戸数は112,524戸で、前年同期比2.5%減。こちらも2四半期連続の減少となりました。ただし、戸数自体は11万戸台を維持しています。

明石市内でも、「売ろうか迷っているが、住み替え先が高いので様子見」という声をよく耳にします。建築費の高止まりや住宅価格の上昇を背景に、簡単には手放さない所有者が増えていることが、流通戸数の減少につながっていると考えられます。

戸数は減っても、市場規模は拡大

新築・中古を合計したマンション市場全体の戸数は130,156戸で、前年同期比2.5%減。これで4四半期連続の減少となりました。

しかし注目すべきは「金額ベース」の動きです。

  • 新築マンションの市場規模1兆3,766億円(前年同期比3.2%減)で、5四半期ぶりの減少
  • 中古マンションの市場規模4兆8,347億円(前年同期比15.3%増)で、17四半期連続の増加、かつ四半期として過去最高
  • 新築・中古合計の市場規模6兆2,114億円(前年同期比10.6%増)で、5四半期連続の拡大

つまり、流通する戸数は減っているのに、市場に動くお金は増えているという状況です。

2026年、明石のマンション市場をどう見る?

2026年の明石では、
「数が少ない中で、条件の良い物件がより評価される」
そんな市場が続きそうです。

購入を考える方にとっては、価格だけでなく立地や管理状態、将来性がより重要に。
売却を検討する方にとっては、タイミングと見せ方次第で評価が大きく変わる局面と言えるでしょう。

戸数は減少傾向でも、価値は動き続けています。
明石で住まいを考えるうえで、今後も目が離せないデータです。